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 【 上手なみょうばん結晶の作り方 】

夏休みの宿題に最適!
一所懸命に上手に育てて、綺麗で大きなみょうばん結晶を作って見ませんか?

 【 原材料(用意するもの) 】
  1.カリウムみょうばん(母液として使用)  250g
  2.アンモニウムみょうばん(種結晶として使用)  少々
  3.母液を溶かす容器(2リットル位の容量の鍋又は洗面器のような物で良い)
  4.冷えた母液を保存する為の容器(ペットボトルでOK)
  5.結晶育成用の容器(四角で底が平らなプラスチック容器が良い)
   ※夏場は浅めの物、冬場は深めの物が最適。
   ※100円ショップなどで売っている物で結構です。
【 カリウムみょうばん@ 】 【 アンモニウムみょうばんA 】 【 結晶育成用の容器D 】

 【 作り方 】
1.飽和溶液(母液)を作る
 @のカリウムみょうばん250gに2リットルの熱湯を加えて良く攪拌しながら完全に透明になるまで溶かし、人肌以下の温度まで下がってからCのペットボトルなどの容器に入れて1〜3日保存してから使用します。その間に沈殿物が出た場合は上澄み液を使用して下さい。沈殿物を使用するとニキビ面の結晶になってしまいます。
2.種結晶を入れて結晶を作る
Dのプラスチック容器に 1.で作った母液の半分(約1リットル)を注ぎ入れ、次にAアンモニウムみょうばんの結晶粒をくっつかないように(2p位の間隔を空けると良いでしょう)並べていきます。

※ 一度にあまり多くの種結晶を並べるとくっついてしまって良い結晶ができませんので注意して下さい。
※ 夏場は種結晶の上に1p以上、冬場は10p以上母液がかぶるようにして下さい。又、液の量が少ないと角が丸くなってしまいますのでご注意下さい。

3.きれいな結晶に育てる
 作り始めの2〜3週間は、1.で作った母液の残りを少しずつ補充しながら毎日結晶の向きを変えて下さい。コツとしては面積の狭い面を底にするときれいな八面体に育っていきます。又、毎日こまめに結晶の形をチェックして向きを変える事がきれいな結晶を作るコツです。

※ 母液がなくなったら上記の1.の方法で作り足して下さい。
※ 育てる場所は風通しの良い、直射日光の当たらない涼しい場所が最適です。温度変化の大きな場所で育てますときれいに育ちませんのでご注意下さい。
 
4.その他の注意
a.母液が濁ってきたら鍋などに入れ、熱を加えれば溶けて透明になりますので冷めてから再使用できます。
b.母液を作る際に、良く冷まさないうちにペットボトルに入れますと熱によってボトルが変形したり破損したりして危険ですから必ず冷めてから入れるようにして下さい。
※ その他「紫結晶」「飛行石結晶」など楽しい結晶の作り方もあります。
いろいろ考えて楽しい結晶を作りましょう。尚、当社では「みょうばん結晶セット」として上記の薬品@A及び説明書を入れたセット、及び母液の元となる「カリウムみょうばん」を販売しております。
参考文献 山田芳子先生「楽しい科学の窓」より



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Last Modify : 19年 06月 13日 (Thursday) 21:47:17
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