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製造者 |
会社名 : |
米山薬品工業株式会社 |
郵便番号 : |
541-0045 |
住所 : |
大阪府大阪市中央区道修町2丁目3番11号 |
担当部署 : |
品質管理課 |
担当者(作成) : |
佐々木 久 |
TEL : |
06-6393-4001 |
FAX : |
06-6396-7714 |
緊急連絡先 : |
米山薬品工業(株)(TEL 06-6393-4001) |
改訂 : |
1993/09 |
MSDS a@: |
MSDS FA3001 |
充填製造者及び販売者 |
会社名 : |
株式会社 内藤商店 |
郵便番号 : |
460-0002 |
住所 : |
名古屋市中区丸の内3丁目8番3号 |
担当部署 : |
製造部 |
TEL : |
052-962-5551 |
FAX : |
052-961-5901 |
緊急連絡先 : |
052-962-5551 |
受付時間 : |
月曜日〜金曜日 8:00−17:00 |
改訂 : |
2001/01/22 |
MSDS a@: |
MSDS-761003 |
製品名(化学名・商品名等) : 発煙硝酸(1.50,1.52)
物質の特定
単一製品・混合物の区分 : |
単一製品 |
化学名 : |
発煙硝酸 1.50/1.52 |
成分及び含有量 : |
1.50:93%以上 1.52:98% |
化学式又は構造式 : |
HNO3 |
官報公示整理番号 化審法: |
1−394 |
CAS a@: |
52583-42-3 |
国連分類 : |
8 |
国連番号 : |
2032 |
危険有害性の分類
分類の名称 : |
急性毒性物質、腐食性物質、酸化性物質 |
危険性 : |
強酸化性物質であり、金属粉と接触すると、爆発が起きることがある。有機物と接触して発熱により発火させることがある。 |
有害性 : |
腐食性、刺激性あり。皮膚に付いたとき重症の薬傷を起こす。目に入れば失明することがある。蒸気の吸入で呼吸器障害を起こす。歯牙酸食を起こす。 |
環境影響 : |
濃度の高いものは生物に影響を及ぼすことがある。 |
応急処置
眼に入った場合 : |
速やかに清浄な水で最低15分間の洗浄を行い、眼球、まぶたの隅々までよく洗う。直ちに、医師の手当てを受ける。 |
皮膚に付いた場合 : |
汚れた衣類や靴等を脱ぎ、製品に触れた部分を水で洗い流した後直ちに、医師の手当てを受ける。多量に付着したときは、衣服を脱ぎ取る前に水で洗い流す。アルカリなどを用いて中和は厳禁。 |
吸入した場合 : |
直ちに新鮮な空気の場所に移し、体を保温し医師の手当を受ける。必要に応じて人工呼吸を行う(有資格者に限る)。症状の発現が遅いため、1昼夜以上安静にする。 |
飲み込んだ場合 : |
生理食塩水、牛乳、生卵を飲ませる。無理に吐かせてはならない。意識のない場合は、口から何も与えてはならない。以上の処置をした後、直ちに医師の診断を受ける。 |
火災時の処置
消火方法 : |
霧状の水などを用いる消火器を使用するのがよい。周辺設備に放水して冷却を行う。必ず空気呼吸器その他の保護具を着用し、風下で作業しない。 |
消火剤 : |
粉末、炭酸ガス、乾燥砂、泡。 |
漏出時の処置
漏洩場所への立ち入りを禁止、土砂などで流出拡大防止を計り、粉砕した石灰石又は乾燥砂で吸収し、安全な集積場に運び去る。ごく少量の場合、消石灰、ソーダ灰、重曹等で中和し、適切に処理する。河川、海域等への流入を防ぐ。
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取り扱い及び保管
取り扱い : |
換気のよい場所で行い、漏れ、あふれ、飛散等しないようにし、みだりにガスを発生させない。皮膚、粘膜又は着衣に触れたり、目に入らないように保護具を着用のこと。容器を開栓する前に内圧を除く。 |
保管 : |
換気のよい冷暗所に、直射日光を避けて密栓して保管する。可燃物、還元剤、他の薬品、有機物から離す。その他諸法令の定めるところによる。 |
暴露防止措置
管理濃度 |
5ppm |
許容濃度 |
日本産業衛生学会 : |
TWA 2ppm |
ACGIH : |
TWA 2ppm STEL 4ppm |
設備対策 : |
取扱いについては、出来るだけ密閉された装置、局所廃棄装置を使用する。 |
防護具−保護眼鏡 : |
ゴーグルを着用する。 |
防護具−保護手袋 : |
ゴム手袋を着用する。 |
防護具−保護衣 : |
耐酸服を着用する。 |
防護具−吸入用 : |
防毒マスク(酸性用)を着用する。 |
物理/化学的性質
外観等 : |
発煙性の淡褐色の液体 |
揮発性 : |
データナシ |
沸点 : |
121℃(67.5%) |
融点 : |
−42℃以下 |
比重 : |
1.50−1.52 |
危険性情報(安定性/反応性)
引火点 : |
不燃性 |
発火点 : |
不燃性 |
可燃性 : |
なし |
発火性 : (自然発火性、水との反応性)
| なし |
安定性・反応性 : |
可燃物、有機物、金属等と接触して、激しく反応、毒性の強い窒素酸化物(ガス)を発生する。場合により水素を発生する。 |
有害性情報(人についての症例、疫学的情報を含む)
皮膚腐食性 : |
皮膚に接触すると重度薬傷を起こす。(激しい痛み、黄変を伴う) |
刺激性(皮膚、眼) : |
眼・激しい損傷を起こし視力を失うことがある。吸入すると喉の痛み、咳、胸部圧迫、更には喉頭痙攣、肺水腫を起こす。 |
急性毒性 : (50%致死量等を含む)
| 経口 ヒト LD50 430mg/kg (消化器系に炎症) 吸入 ラット LC50 49mg/kg 3・4時間 |
亜急性毒性 : |
5ppmのガスを8時間続けて吸入すると、その直後は無症状でも5時間から48時間経過した後、肺水種の症状を起こすことがある。 |
その他 : |
有機物、鉄と反応して有害な二酸化窒素を発生する。 |
環境影響情報
魚毒性 : |
LD50/96時間は100 10mg/L、25 36mg/Lで致死。 |
廃棄上の注意
漏出時の処置に準ずる。毒劇物の廃棄方法に関する基準にしたがって行う。ソーダ灰と消石灰の大量の撹拌溶液中に徐々に加えて、中和された溶液及びスラリーは多量の水で希釈する。その後の処理は、水質汚濁防止法等の関連諸法令に適合した処理による。 |
運送上の注意
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容器の輸送及び運搬は、しっかり固定した状態で行い、特に瓶及び輸送中におたがいに衝突して破損することのないようにあらかじめ適当な緩衝物を詰めておく。 |
・ |
輸送前に容器が密閉されているか、また液やガスが漏れていないかを確認する。 |
・ |
容器は破損、腐食、割れ等のないものを使用する。他の物質等の混載は避ける。 |
・ |
毒劇物取締法、船舶安全法等の関連法規を順守しなければならない。 |
適用法令
毒物及び劇物取締法 : |
劇物 |
船舶安全法(危規則) : |
第3条危険物告示別表第3 腐食性物質 |
労働安全衛生法 : |
特定化学物質 第三類物質 |
引用文献(記載内容の問い合わせ先、引用文献等)
引用文献
(1)製品安全データーシートの作成指針(1992年版)
(2)危険物・毒物処理取扱マニュアル 海外技術資料研究所
(3)化学物質の危険・有害便覧
(4)産業中毒便覧 医歯薬出版
(5)毒劇物基準関係通知集 厚生省薬務局安全課監修(1991 薬務公報社)
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データ作成者
その他
記載内容のうち、含有量、物理/化学的性質等の数値は保証値ではありません。危険・有害性の評価は、現時点で入手できる資料・情報・データ等に基いて作成しておりますが、すべての資料を網羅した訳ではありませんので取扱いには十分注意して下さい。
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化学薬品,工業薬品,食品添加物
試験薬品(試薬)
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FAX (052)961−5901